琴平神社について
神社の創建と社殿
【御祭神】
大己貴命(おおなむぢのみこと)
【配祀神】
伊奘冉命(いざなぎのみこと)
大日孁貴命(おおひるめのみこと)(天照大御神)
軻遇突智命(かぐつちのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
金山彦命(かなやまひこのみこと)
【合祀神】
武御名方命(たけみなかたのみこと)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)(応神天皇)
創建された年代は、不明です。
言い伝えによると、神社が祀られている下影森地区は水を得るのが難しい場所であったため、水神としての神威を発揚する金毘羅大権現を勧請したとされています。
江戸時代には、旧社殿(奥の院)が現在地よりさらに登った斎所山の山頂にあり、山頂からは武甲山を遥拝していたと伝わっております。当時は里宮(現在の地)は無く、春と秋のお祭りのために氏子30名程が山上に登り、お祭りを行ったと伝わっています。
明治時代になると地域より里宮造営の機運が高まり、明治24年に現在の里宮が造営されました。
その後、昭和58年に奥の院のあった場所に修験堂を復元しております。
琴平神社の境内 末社
●八坂神社(天王様)
御祭神は素戔鳴尊で、「天王様(テンノウサマ)」と親しまれています。
7月の第4日曜日に大沼町の住民が中心となり祭りを行なっています。戦前は、この社に参拝するのみでありましたが戦後の氏子増加により、2基の子供神輿が担がれるようになりました。
現在のお祭りは、お仮屋を大沼町中央農協の前に設営し、当日このお仮屋にて神職がお祭りを奉仕します。その後、100人余の子供が男女別で、神輿を担いでおります。
また、お囃子の車も一緒に町内を一巡します。
尚、大沼地区のお祭りの為、琴平神社にはお参りせず、神輿も琴平神社には回らずお仮屋に戻ります。
●天神社
御祭神は菅原道真公をお祀りしています。
●水神社
御祭神は水波能売命をお祀りしています。
●稲荷神社
御祭神は倉稲魂命をお祀りしています。
瀧ノ入地区でお祀りしている末社なので「瀧ノ入稲荷」と呼ばれています。
●諏訪神社
御祭神は武御名方命をお祀りしています。
瀧ノ入地区より移転されました。
●蚕影様
内出前地区より移転されました。
●産泰様
御祭神は木花開耶姫命をお祀りしています。
子供が産まれる前にお参りし、無事に産まれた後、子供と共にお礼参りをして、お灯明料を上げる慣習があります。
●聖徳宮
御祭神は豊聱命・二宮尊徳命・聖徳太子像をお祀りしています。
氏子からは「太子堂」とも称しています。
参道入口の所に昭和36年に建てられました。3月10日に、近隣地域の職人が集まり太子講を行っています。太子講は神職が奉仕しています。
●祖霊社
氏子崇敬者・先祖並びに先覚功労者・英霊をお祀りしています。
4月10日に一万講講社中が参拝しています。
●大沼稲荷社
御祭神は倉稲魂命をお祀りしています。
太子堂の脇にて大沼地区でお守りしています。
祭日は11月13日で、大沼町の有志に準備し、神職がお祭りを奉仕しています。
●修験堂
御祭神は金毘羅大権現・熊野三所大権現・三十四所観音をお祀りしています。
昭和58年古くは奥の院が建てられていた場所に建設されました。
大天狗・小天狗を祀る石祠に上屋をかけ、浜縁をつけた造りで、石宮の上に懸け仏の形式で中央に熊野三所大権現、右に三十四所観世音、左に金毘羅大権現を祀っています。
修験堂の裏には天狗の飛岩があります。
現在は金仙寺が管理しています。
●大六天社